診察室の様子・・・自律神経の反射
2016/11/07 【ブログ】
中京区・鳥居内科 鳥居幸生です。
診察が終わった後に待合で意識を失い、なかなか目が覚めない患者さんがおられました。
大事に至る病態ではなかったのですが…医療現場では似たようなケースが時々あります。
血液検査や予防接種、処置を受けた後などに気分が悪くなるのも同じ。
過度に緊張したことで起こる自律神経の反射です。
自律神経は交感神経と副交感神経があって、お互いがバランスを取っていて…
このバランスが急に乱れ、シーソーのようになることで…
なにか難しい話になってきました。
校長先生の長話を聞いている最中に気分が悪くなって保健室へ運ばれる子供、
夜中トイレへ行った後に失神する高齢者(救急車へ搬送されたり)、
日常生活の中でも同様の反射が起こることはあります。
医療機関としては、いかに患者さんにリラックスして貰うかが予防に重要なのですが、
注意を払っていても、どうしても体調が悪くなる方がおられます(性格や体質もあって)。
ベッドで採血したり工夫させて頂きますので、過去に同様の経験がある方は伝えて下さい。
院長 鳥居 幸生(とりい こうせい)
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