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赤ちゃんの目やに

2011/11/02 【目の病気】

 赤ちゃんにはよく目やにが見られます。朝起きると目が開かないくらい黄色い目やにがべったりとついていることも多いですよね。これにはいろんな原因が考えられます。

 一番多いのは細菌性結膜炎で、赤ちゃんは涙の出口である鼻涙管が狭いために結膜炎になりやすいのです。とくに風邪をひいて鼻の調子が悪いときには起きやすいです。原因となる菌には黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌、肺炎球菌などの一般細菌から淋菌やクラミジア、MRSAといった直りにくいものまであります。小児科などではまずクラビットなどのニューキノロン処方されると思いますが、2,3日しても引かない場合は注意して下さい。そのような場合は目やにの中にいる菌の種類を調べ、有効な目薬に変更する必要があります。

 また目やにの他の原因としては逆まつげ、先天性鼻涙管閉塞症などが考えられます。手術が必要な場合もありますので、一度眼科受診をおすすめします。