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スギ花粉症対策、待った無し!です

2012/02/03 【耳鼻科の話】

京都市中京区 なかい耳鼻咽喉科院長、中井 茂です。

いよいよ2月。

そして明日は立春、そろそろ暖かい日差しが恋しくなってきましたね。

しかし・・・2月と言えば、いよいよ花粉症シーズン突入の季節でもありますsweat01

スギ花粉症の患者さんは過去20年間で増え続け、現在では何と3倍近く!に増加していることが知られており、現在では3000万人近くがスギ花粉症患者さんと推定されています。

まさに国民病と言える状況ですねwobbly

残念なことにスギ花粉症は小児喘息と違って自然治癒がほとんどないことから、毎年春になるとほぼ確実に例の悩ましい症状が現れてしまいますcrying

スギ花粉症の治療は一般に、スギ花粉が大量に飛び出しつらい症状が出てしまってから治療薬を使うものと思われがちですが、もっと有効な方法があります。

それはスギ花粉が飛びだす前からあらかじめ治療薬を用いる方法で、初期療法とか発症前治療と呼ばれています。

これにより鼻の敏感性を抑えスギ花粉症の発症を遅らせたり、季節を通じての重症化を防ぐことができると考えられており、「鼻アレルギー診療ガイドライン」でも推奨されている治療法です。

僕はまず初期療法を行い、症状が強くなれば異なる作用の薬(鼻スプレーや内服薬)を併用する治療法がベストだと思いますshine

アレルギーの治療薬は本当にたくさんありますが、それぞれに効き目や眠気の強弱などの特徴を持っています。

花粉症薬.JPG

我々耳鼻咽喉科医は患者さんの訴える症状と鼻内の粘膜のむくみ方や色調から重症の度合いを判断して最適な薬を選ぶことができますし、何と言っても治療経験が豊富です。

治療の相談は是非かかりつけの耳鼻咽喉科医を訪ねて下さいね!

京都でのスギ花粉大量飛散は例年2月中旬です。

今がまさに初期療法をはじめる時期ですhospital

この冬一番の寒波が襲い、インフルエンザ猛威をふるう京都ですが、スギ花粉対策も待った無しsign03なのです。


なかい耳鼻咽喉科 耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科・アレルギー科

院長 中井 茂(なかい しげる)

院長 中井 茂(なかい しげる)

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