京都市中京区　なかい耳鼻咽喉科院長、中井　茂です。

クリニックの休診日である木曜日は毎週、京都府立医科大学の予約外来で診察しております。

今日は木曜日、大学での診察日でした。

祝日と開業前日のため、診察日が２度も休診となったので予約患者さんが想像していたよりも多くおられ、９時前に診察を始めた頭頸部腫瘍外来が終了したのは午後３時ごろとなってしまいました。

久しぶりにお会いする患者さんも多かったのですが、この２週間に具合が悪くなった方はおられずホッと安心いたしました。

大学での診察は良い意味での緊張と刺激があります。

つい先日まで毎日一緒に働いてきた仲間との何気ない会話からも新たな医学知識や診療アイデアを吸収することができ、やはり僕にとっては有意義な時間です。

大学病院の診察は電子カルテを中心として血液検査やレントゲン写真のファィリングソフトと連携し、病院内全科のカルテが統合されたとても大きなシステムです。

病院やクリニックの電子カルテのソフトは、それぞれ独自のオーダーメードでソフトの会社も違えば操作方法も全く異なります。

僕のクリニックでは大学に比べると規模は小さいものの、ユヤマ社の電子カルテを中心として血液検査、内視鏡写真、エコー、聴力検査などの検査結果を連携させたシステムで、これらの点では大学のシステムにも全く劣らないと自負しています。

この２週間は自身のクリニックで採用したユヤマ社の電子カルテを自由に使いこなせるよう、特に集中してトレーニングを積んできました。

そのためか今朝いざ大学の電子カルテにむかったところ、その操作に一瞬当惑してしまいました。

また、すでに自院の電子内視鏡の大きなモニター画面に慣れてしまった僕の目には、大学での通常診療に使う喉頭ファイバーの小さな画像には少々不便も感じてしまいました。

クリニックに取り入れたシステムに改めて内心満足を感じた今日の１日でした。

ところで、６日水曜日はそのユヤマのインストラクター長尾さんのレクチャー最終日でした。

まだ暑い時期から毎日朝から晩までの、いつも優しくわかりやすい指導に心から感謝いたしております。

電子カルテの操作方法についてはもちろん、それ以外の細かな運営アドバイスや各種保険の取り扱い方、患者様へのより良い対応方法など、長尾さんの大変きめ細かいレクチャー無しではこんなに短期間でここまでスムースに診察を進めることが出来る様にはならなかったと思います。

その研修の部分まではそこまで重要視せずに決めたユヤマの電子カルテでしたが、今となってはシステムの素晴らしさはもちろんの事、研修の質の高さにも「ユヤマに決めて良かった」・・・と心底感じたこの２週間でした。

お陰様で僕のクリニックも僕とスタッフだけでシステムを運営することができる様になりました。

スタッフが用意したサプライズの感謝のお花の贈呈の後、午後診のスタッフと一緒に少し涙も光る記念写真となりました。

長尾さん、これからもクリニックを見守っていて下さいね。

次は是非忘年会でお会いしましょう！