京都市中京区　なかい耳鼻咽喉科院長、中井　茂です。

最近のどの違和感を訴え、診察に来られる方が目立つように思います。

体の奥の場所の違和感は、直接目で見ることが出来ないだけにみなさんご心配ですよね。

喉に何か「できもの」が出来ていないか・・・それがもしも「がん」だったら・・・

そのように心配され、長い間思い詰めてクリニックにいらっしゃる方もおられます。

そんなご心配はやはり検査で解決するのが一番です。

まずは鼻から挿入する電子内視鏡でのどの奥を観察しましょう。

「がんの始まり」が発見できる当クリニック自慢の最新医療技術、NBI光源も用いてより詳細に調べます。

喉の様子は録画してモニターへと映し、その場で詳しくご説明します。

まずほとんどの方には腫瘍などの異常はないのですが、腫瘍の他にも食道の入り口の病気や、舌の付け根の扁桃腺の肥大、胃酸の逆流が違和感の原因となっている場合も考えられますのでよく観察します。

内視鏡とは言っても胃カメラに比べると検査時間は大変短く、鼻からの挿入ですので辛さは格段に軽い検査です。

「内視鏡は辛くてイヤ」と思っていらっしゃるみなさん、ご心配は全くいりませんよ。

この電子内視鏡の検査で異常が無ければまずはひと安心です。

しかし更に症状が続く様な場合には、次は甲状腺の病気を疑います。

甲状腺は頸の正面でホルモンを産生している器官ですが、その甲状腺に腫瘍ができていたり、ホルモン分泌のバランスが崩れていてものどや頸の違和感が生じるからです。

これはエコー検査と血液検査にて確認します。

エコー（超音波）検査には痛みの心配は全くありませんし、必要な時にすぐにその場で検査できる体制をクリニックに整えましたので、検査日まで再度お待たせすることもありません。

実は更年期に差し掛かりこのような症状が現れる女性は意外と多いのです。

なかには漢方薬が体に合う方もおられます。

足立病院婦人科とも密に連携しており、更年期の症状が伴う場合でもすぐに相談できますのでどうぞご安心ください。

どこの病院にしても、心配事を抱えていざ受診するのは勇気がいりますよね。

しかし、一度思いきって受診し、安心されてはいかがでしょうか？

解決できる心配事は早く解決しましょう！

例えもし、治療が必要な病気が見つかったとしても早く見つけて早く治療に取り掛かることによって、きっとご自身の将来の安心につながることでしょう。